不動産売買ブログ

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こんにちは、ハウスドウ!柏駅前店です。今回は、戸建ての見学時の簡単チェックポイント
について書かせていただきます。

中古戸建はマンションよりも個別性が強く、本当に細かい調査となると「ホームインスペクション」といって専門業者にお願いしなければできません。

しかし、調査の必要性を判断する為にも、簡易的に診断できるポイントがたくさんありますので、重要なところをお伝えしたいと思います。

とにもかくにもまずは「基礎」を見てください。設備に多少の故障があったとしても修理や交換可能なものは多いですが、基礎は交換できません。具体的には下記5種類の現象が起きていないか確認を行います。

 ・ヒビ割れ
 ・不自然な雨染み
 ・錆び汁、爆裂現象
 ・蟻道

ヒビ割れは軽微なものは問題ない場合も多いですが、0.5mm以上になると注意が必要です。
ちなみにそれ以下であっても近い位置に集中して発生している場合や、水平方向に走っているもの基礎の上から下まで縦断しているものなどは、深刻なケースに多い兆候になりますので要チェックです。
また、ヒビ周辺の雨染みが他の部分よりも濃い場合、ヒビが深い可能性が高まります。

雨染みについては、雨が降っていないのに濡れていたり、不自然なほどに濡れている場合などは内部の水漏れがありえます。錆び汁や爆裂現象はいずれもコンクリート内部の鉄筋の劣化が原因で、基礎内部
への浸水が疑われます。基礎に鉄錆に似た色の痕跡があった場合は重点的に確認しておきましょう。

蟻道はシロアリが作る土色のトンネル状の通り道です。これがあった場合、シロアリがいる可能性が高くなります。

基礎の次は外壁を見ていきますが、そもそも外壁の最大の役割は「防水」です。
ヒビ割れや継ぎ目の劣化具合を見ていきますが、形状に拘らず「防水性を損なうような劣化が起きていないか」を確認して頂けると良いと思います。

次に室内ですが、わかりやすいところでは「窓・ドアの建付け」、床を踏んだ際の「沈み込み」「金属音」を確認するとよいでしょう。これらに全く問題がないことはむしろ稀ですが、症状が強い場合には建物全体の傾きや歪み基礎の不具合などが考えらます。

ちなみに、床下は見られないこともありますが、キッチンや洗面所などが1階だった場合、その周辺に点検口を作ることが多い為、見つけた場合は見ておきましょう。確認すべきところは基礎と非常に似ていますが、特に「水漏れ」「蟻道」の有無を重点的に調べ、給排水管周辺に不自然な「染み」や「水が流れた跡」があったり「下水臭」がしたら要注意です。

壁と天井に関しては、「雨漏り」「過度な結露」が無いかをチェックします。
壁紙に波紋状の跡がじんわりと広がっていたり、不自然に浮いていたり、剥がれていたりした場合、できればそこを触ってみると良く、周辺の健全な面と比較して柔らかく感じる場合は劣化が進んでいると思われます。

ちなみに壁紙にヒビ割れがあった場合、破れ方がギザギザなものは、家全体に不自然な力が掛かってしまっている可能性があり要注意です。それに対し、うっすらと直線状に入っているものは、壁紙の下地材が湿度の影響で膨張と収縮を繰り返して生じることがあり、この場合はあまり気にする必要がない症状になります。

さて、今回は特殊な器具等を使わなくても確認できるチェックポイントの代表例をご紹介しました。
実際に不具合を見つけ出すのは容易ではありませんが、この内容を参考に、もしもご不安を感じることがあれば費用は必要ですが、専門家への調査依頼をご検討頂くと良いかもしれません。


迷われた場合はまずご相談いただけますと幸いです。

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